スポッとブログ

「スポッとチェア」のココがすごい!~くらそっとユウナル東海~ Vol.2

作成者: 稲垣 能嗣|2017.01.31

“座る”をとことん追求して生まれた「スポッとチェア」。姿勢保持をサポートする立体形状や座面の高さ調整・スライド等、数多くの工夫が随所に散りばめられています。そこで、今回は福祉のスペシャリスト「くらそっとユウナル東海」の川崎さんが高く評価する「スポッとチェア」の特徴を具体的に掘り下げてご紹介します。

自動車シートを製造するノウハウを活かした「長時間座っても疲れにくい」設計


 “座る”をとことん追求して生まれた「スポッとチェア」

「スポッとチェア」の開発には、自動車シートのメーカーである丸菱工業さんのノウハウが大いに活かされていると思います。長時間運転でも疲れにくい自動車シートの設計ノウハウは、このイスの立体形状座面にも応用されていて、着座時の体圧を測定した「体圧分散測定」というデータでも、一般的なイスに比べて臀部(でんぶ)への負担が軽減されることがそのデータからも伺えます。着座時に臀部への圧力が分散されるということは、長時間同じ姿勢で座ることが多い方にとっては褥瘡(じょくそう)対策にも繋がり、身体への負担も大きく軽減できると思います。介護業界では、感覚的な座り心地だけでなく、しっかりとしたエビデンス(データ)が提示できることも信頼できる重要なポイントです。

 


長時間座っても疲れにくい根拠は、データからも一目瞭然

 

独自のアイデア「前後3段階に“スライドする座面”」

 大きな特徴の一つが「前後3段階にスライドする座面」です。円背がある方でも、楽な姿勢をとる為に座面の奥行を合わせることが簡単にできます。リクライニングチェアは背もたれの角度を調整することで楽な姿勢がとれますが、同時に“前すべり”が起こります。「スポッとチェア」の立体形状座面と座面をスライドさせてもフィットする背もたれの形状は、前滑りを軽減し、用途や場面に合わせた使い方も簡単にできる機能です。

座面のスライドは、位置を固定した時の「カチッ」という音が確実にロックされたサイン。

 

川崎さんが提案する「スポッとチェア」をより快適に使う方法

 介護用のイスを必要とする方は、体型や持っている障害など一人ひとり違います。そのため「スポッとチェア」は足の長さに合わせて座面の高さが3段階で調整が可能で、表皮剥離を防ぐために肘置きには肌触りの優しい張地をするなどの状態に応じた工夫がされています。

 
座り心地を追求した、たくさんのアイデアが盛り込まれた「スポっとチェア」

座り心地は気に入ってるけど3段階の調整でも足が届かないという小柄な方は足元に台を置くことで安定させることができるし、食事の際に手元が安定しないという方は肘の下にクッションを置くという工夫ができます。こうした少しの工夫を取り入れることで、使い易さは何倍にも広がります。個人的には、今後「スポッとチェア」には、デザイン性の進化や座面クッションの別売り、一人ひとりに合わせたカスタマイズなど、より利用者する方の状況に寄り添った製品の充実を期待しています。


“座る”に関するこだわりに、話が尽きることはありません(笑)

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「スポッとチェア」が試せる場所はココ!~くらそっとユウナル東海~ Vol.1
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実際に「スポッとチェア」の座りごこちが試せるショップ「くらそっとユウナル東海店」
福祉や関連する製品・サービスに関する相談はもちろん、ランチやデザートなども充実するカフェとして利用される方もたくさんいらっしゃいます。
ぜひ一度お立ち寄りいただいて、その座り心地を試してみて下さい。

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