スポッとブログ

「スポッと車いすクッション(仮)」の試乗について

作成者: 稲垣 能嗣|2016.10.08

2016年10月12日(水)~14日(金)に開催される『第43回 国際福祉機器展 H.C.R2016』にて、現在開発中の「スポッと車いすクッション(仮)」の試乗会を実施いたします。
ご来場いただいた方々にお試しいただき、ご意見・ご要望をお聞きし、今後の開発に取り組みたいと考えております。

 

開発秘話

■開発のきっかけ

「スポッとクッション」をご使用いただいているお客さまから「車椅子でも使えるスポッとクッションが欲しい」とのご意見を多く頂いたので、開発に着手しました。
今年の夏、私が病気で倒れてしまい、その際に自分が車椅子に座る立場になりました。健康な時は、それほど感じませんでしたが、病気になったことで車椅子を利用されるお気持ちが非常にわかりました。
例えば、車椅子で生活をしているとお尻の肉が落ちてしまい、坐骨部分が椅子の座面にあたるようになり、痛い思いをしました。改めて、クッションの重要さが身に染みてわかりました。

■開発のポイント
「スポッとクッション」は、座面がお尻の形状に合うように設計されており、お尻を全体的に支えるので体圧分散性・アンカーサポートが良く、長時間 椅子に座っていても快適に座る事ができるクッションです。
しかし、普通の折りたたみ式の車椅子では、座面がたわんでしまい、スポッとクッションを使用したとしても座面のたわみによって本来の効果が発揮されません。そこで、座面と密着する面に板材を入れて、たわみによってスポッとクッションまでがたわんでしまうことを解消しました。解消できたことで、「スポッとクッション」の良さを損なわず、お尻全体を支えることが出来るようになりました。

今回の国際福祉機器展H.C.R.2016(会場:東京ビッグサイト)では、厚みなどが違う3種類の試作品をご用意しております。皆さんに座って頂き、ご意見を頂戴したいと思います。
是非、ブース番号「6-18-03」へお越しください。